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執筆者の写真xxxeclipse

愛蔵盤完走♫


「停電少女と羽蟲のオーケストラ」

つい先日、愛蔵盤完走しました♫

Twitterで見かける「ミリしら表」を私が聴く前に書いたらとんでもないことになりそうなキャラがチラホラw(グッズやジャケ絵から予想してた家族構成とか…バラしたら笑われそうです。)

今になって聞くから、(自分の歳含めて)感じ方も違うんでしょうけど、漆黒がヒロイン(?)というか、うん、実は「母」の物語より「お父様」物語という印象の強かったお話です。

ネムですら、漆黒の作った灯屋という空間ありきで、灰羽と一緒に変わっていくというか。 変わらない漆黒と、変化していくその周りのみんなの群像劇で、タイミング的に96さんの「ナナツハナ」が出るので、そんな捉え方も、このあとがお得かな~?と楽しみに思っています。(またその予想も外してそう)

読み切りエピの連作構成と、その総まとめと、愛蔵盤に伴う書き下ろし劇がプラスされて、なんとも贅沢な11枚でした。「ファンの人たちの間で通っている曲の数々はこのCD劇中に入っているんじゃないのね!!??」と、ちょっとがっかりした思い出w

拝聴中しばらく、「イントネーションどうした?」と身内に突っ込まれてましたが、だいぶネムの喋り方がうつっていたようです。(もともとのワンコ相手にダメ出しする喋り方と似てたみたいで……)

それにしてもドラマCDを聴く儀式が、私の中で異様に難易度高いのは、私が古い人間だからっていうのもあって。(購入から完走まで、はげしく時間かかってすみませんでした。;;;;;) 昔、藤野貞義さん(日アニとサンライズアニメの超ベテラン)が音響監督をしてくださったCD収録があったんですが、めちゃくちゃ厳しく指導を入れて十何時間、作家希望の演技を丁寧に聞いてくれて、何種類も演技パターンを出すよう促して、何度もリテイクが出て(声優さん泣いちゃうし)、完成までSE重ねて重ねて(でもS入れすぎず間と劇盤音楽も重視)……の、すごい現場に立ち会ってしまったせいもありまして。 もちろん完成品の出来は半端ないんだけども!! 製作陣の現場状態に恐れおののいた以上に、

些細な作業の一つ一つがもったいなくて、

それ以来CDドラマは、

滝行レベルで神経を研ぎ澄まして、

音と声を聴きもらさないように(音の無い部分も図って!)聴かねばならない習慣づいてしまった。(笑)

「ながら作業(拝聴)」絶対無理!!みたいな。 CD収録の立ち会い自体はその時が初めてではなかったので、当時ですら異例でかなりびっくりしたんですが、藤野さんの仕事が特別厳しいと、後で周りがひっそり教えてくれました。「鬼の藤野」と……。 藤野監督、作家には優しくて演出希望や原作をめちゃくちゃ気遣ってくれるんですが、そのおかげでもう現場がすごいことになるので固まってしまう。 「も、もう要望なんてありません!!;;;;;有難うございます!それで結構です!!!!」って心の中で叫んじゃうくらいだったんですが、たぶんそんな生半可な返しをしたら逆にぶっ殺されそう!っていう。 なんにせよ、貴重な体験が出来たのは嬉しいし、物作りにおいての姿勢を超ベテランに示してもらえたのは感謝しかないです。 停電少女は…っていうか、二宮さんの作品は(アク糸が初試聴ですが)その時代のCDの作り込みに近いです。完成度が。皆が泣いちゃうほど収録過程が厳しいかはわかりませんがw 映像のないOVA並み。 (今は「V」じゃない…D?)


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